2016年9月19日   本日の担当 僧侶 唯心

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    ペットさんのお葬式を始める前に、施主さまが仰いました。

     

    うちの子はここ何年も、ずっと目が見えませんでした。

    ずっと病院通いでした。

    どうかあの世で目が見えるようにしてやってください。

     

    そう仰ったので、そうですね、仏さまの世界は我々人間の世界とは、また仕組みや様子が違うことでしょうから、大丈夫です、ご安心くださいと申しました。

     

    お葬式の後、白木位牌のご説明をする時に、皆さまのそのお気持ちをしっかりと亡くなったペットさんに向けてあげて、四十九日間りお参りいただければ、それが功徳となって、回向されて、四十九日目に無事に極楽世界、仏さまの世界にたどり着かれて、そこできっと心の眼が開かれることでしょう、さあどうぞ、ご位牌に向かってもう一度合掌をと、申し上げておきました。

     

     

    慈妙院動物霊園

    jimyouin * ペット供養 * 10:48 * - * - * - -

    2016年9月5日   本日の担当 僧侶 唯心

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      奈良県の王子町に達磨寺というお寺があります。

       

      聖徳太子が助けた行き倒れの旅人が、実は達磨大師の化身だったという、「万葉集」や「今昔物語集」で有名な伝説にちなんだお寺なのですが、ここに聖徳太子の愛犬「雪丸」の像とお墓があります。

       

      聖徳太子と言えば、愛馬「甲斐の黒駒」も有名で、そちらも伝説などによく登場しますが、この愛犬「雪丸くん」は王子町のマスコットとして、かわいいキャラクターになって街中にも飾られており、テレビなどでもよく取り上げられています。

       

      お寺の住職さんのお話では、この「雪丸」が、「日本最初のペット」なんだそうです。

       

       

       

      慈妙院動物霊園

      jimyouin * お寺の日常 * 14:31 * - * - * - -

      2016年8月30日   本日の担当 僧侶 唯心

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        お一人でペットさんのお葬式に来られた若い男性の方がおられて、あんまり泣いておられるので、いつもなら「お焼香の時は、作法は自由ですけど、必ず合掌でお参りしてください」と前もって言うのですが、その方のお気持ちにお任せしようと思って、何も言いませんでした。

         

        そうしたら、やっぱり合掌せずに焼香されたので、いつも通り、最初に言えば良かったかな? でもこの後、四十九日までの白木位牌のお参りをする時に「手を合わせる」というチャンスはあるからいいかな? とも思ったのですが、その方は、たまたま白木位牌の供養を頼んでおられななかった方でした。

         

        葬儀の読経が終わって、お別れ室に移動し、最後のお別れをして頂いた後に、ご出棺の時間となりました。

         

        どうぞ、お手を合わせてお見送りしてあげてくださいと、その瞬間に申し上げました。

         

        お葬式の間に、ただ一度でも、合掌する機会があったなら、それは何よりの功徳ですから。

         

         

        慈妙院動物霊園

        jimyouin * お寺の日常 * 17:50 * - * - * - -

        2016年7月30日   本日の担当 僧侶 唯心

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          ペットのお葬式に来られたご家族の中の若い男性の方が、祭壇のペットさんの遺影を見てクスクス笑っておられます。

           

          今でこそ少なくなりましたが、以前はペットのお葬式に違和感を覚えるようなことを仰る方が多かったものです。

           

          「おいおい、人間の葬儀とおんなじだよ」

          「ご焼香だって」

          「末期の水まであるの?」

           

          そんなことを言う方も以前は多かったのですが…

           

          そういう方はどちらかと言えば年配の方が多かったんですが、このお若い方はどうして笑っておられるんだろう?

           

          そう思って、「どうかされましたか?」とお聞きしてみました。

           

          そうしたらその方は、「うちのペット、遺影になっちゃっても、こんなに可愛いなんて、おかしくって、おかしくって」と笑いながら仰いました。

           

          悲しみの表現は人によって様々ですね。

          皆さまの思いは、全てが良き御供養なのだと思います。

           

          慈妙院動物霊園

          jimyouin * ペット供養 * 16:53 * - * - * - -

          2016年7月16日   本日の担当 僧侶 唯心

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            ペットさんのお葬式を始める前に、「ただ今よりご供養とご葬儀を始めさせて頂きます」と毎回申し上げています。

             

            供養と葬儀の何が違うの? と聞かれたことはありませんが、私は常々思います。

             

            葬儀をしなくても供養はできます。

            他霊園さんで火葬なさったペットさんの供養を、こちらのお寺に頼まれる方もおられますから。

             

            反対に、供養なしで葬儀をすることも可能です。

            無宗教でお別れだけのお葬式をされる方も増えてきたわけですから。

             

            供養のための葬儀を執り行うのがお寺のお葬式なのだと私は思います。

             

             

            慈妙院動物霊園

            jimyouin * ペット供養 * 17:20 * - * - * - -

            お盆の棚経、お布施の値段はいくらか?

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              2016年7月6日(水) 僧侶 大鐵

               

               これからお盆の時期を迎えますが、先祖供養のため僧侶に棚経に来てもらい仏壇でお経を上げてもらったり、お寺で施食会を行ったり、お墓参りをしたりと時間と労力そして、お金をかけます。僧侶に支払う報酬を一般的にお布施と言いますが、お布施は一体いくら支払えばいいのか困りものです。僧侶に聞くという人がいますがこれはちょっとどうかと思います。(※お布施と布施(六波羅蜜の1つ)は違います。)

               例えば、結婚式のお祝いの金額を新郎新婦に聞くか?葬式の香典の金額を喪主・施主に聞くか?と同じことだからです。

               お布施と料金の違いは何でしょうか?それはその場で数えるかどうかです。皆さんは買い物をすると品物に対して定価の金額を払います。その時に必ず店員さんがお金を数えて、レシートを皆さんに渡しますね。しかし、お布施はその場では金額を見ません。だからレシートは渡しません。

               私は封筒のままお施主様から頂き「謹んで仏前に供えさせて頂きます。」と言います。「ありがとう。」とは言いません。これは私に対しての報酬では無くて、仏様に対しての報酬ですから。そして受取った後は本堂にお供えしてお経を上げて、お下がりとして頂きます。そして初めて封を開けれるのです。その時に封筒に書いてあるとおりの金額が入ってないときがあります。特に足りないときがあります。中身が無いときもあります。金額が多いときは流石に経験しておりません。もしあったら、私は返しにいきますが、足りないときや入ってないときは特に言いません。今更言えません。それがお布施と言うものです。

               ですから、僧侶ではお布施の金額は決められません。では、なぜ皆さんは迷うのか?それは在家同士の交流が無いから迷うと思います。大体、地域、近所で相場と言うものが決まっております。それを話す機会が薄くなっているのです。結婚式のお祝いも葬式の香典も出席者同士で相談するでしょう。それと同じです。

               私はこのようにお盆などでお勤めをしているとどうしても不思議になるのが、このままお経ばかり読んでいていいのかと言う疑問です。昨今、僧侶派遣の業者について問題になっておりますが、私の問題視するところは派遣内容が葬儀と法事にほぼ限定されていることです。僧侶は葬祭業に非ず、読経の歌手でもありません。一般の方々がそのようにしか僧侶を見てないことに僧侶の努力不足があります。

               僧侶とは人と寄り添うのがお勤めです。その延長に葬儀や先祖供養があるのです。僧侶は結婚式も出来るし、子供が生まれれば命名も出来ます。人生相談、坐禅会、写経会等お寺で出来ることは無限大です。僧侶は万屋です。皆さんもこのことを契機として菩提寺の僧侶と交流を深めて頂きたいと思います。

              jimyouin * - * 16:48 * - * - * - -

              2016年6月27日   本日の担当 僧侶 唯心

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                亡くなったペットさんを連れてこられた女性が、お葬式やお経は要りません、火葬だけして下さいとおっしゃって、こちらにお任せして帰られました。

                 

                そうしたら1時間後にお電話があって、やっぱりお葬式をしてほしいんですがとのことでした。

                 

                けれど場合によっては、もう火葬してしまった後かも知れないし、或いはさっきと違ってもう予約がいっぱいになっていて、すぐお葬式に立ち会って頂くことが難しいかも知れません。

                 

                でも幸いに、その時は、ペットさんはまだ火葬されておらず、そしてちょうどその時間帯に、予約の空きもありました。

                 

                それでは葬儀場へご一緒しましょうと申し上げて、ご案内しようとすると、「犬猫にお葬式やお経なんて要らないと思ったんですけどねえ」と、まだそんなことをおっしゃいます。

                 

                ここまで来て、まだ何故それを口にされるのかと思いましたが、「要らないと思ったんだけれど、それでどうなさいましたか?」とお尋ねすると、「要らないと思ったんですが、家に帰ったら悲しくて悲しくて、泣けてきてたまらなくて、思わずお電話してしまいました」とのことでした。

                 

                 

                さあ、そこまでたどり着けたのならば、後はもう大丈夫です。

                 

                 

                慈妙院動物霊園

                 

                 

                 

                jimyouin * ペット供養 * 16:34 * - * - * - -

                2016年6月9日   本日の担当 僧侶 唯心

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                  お葬式に来られたご夫婦の、奥様の方にご出棺前の末期の水をお渡ししましたら、奥様はずいぶん泣きながら、水を手向けておられました。

                  旦那様にもどうぞとお勧めすると、いいえ、私は結構ですと仰いました。

                  素直に手向けて頂いたら供養になるのにと思っていると、そのご主人が仰いました。

                  こいつ、亡くなる前の1週間、水ばっかり飲んでたんで、水しか飲めなかったんで、もう水は、と仰って泣いておられました。

                  ああ、それならば、水を手向けた奥様のお気持ちも、手向けなかったご主人のお気持ちも、おんなじだけの功徳です。


                  慈妙院動物霊園
                  jimyouin * ペット供養 * 16:38 * - * - * - -

                  今年はリオオリンピック。

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                    2016年5月18日(水) 僧侶 大鐵
                    今年は8月5日から21日までオリンピックがブラジルのリオデジャネイロ で開かれます。皆さんオリンピックの目的をご存知ですか?「金メダルを取ること。記録を出すこと。」と勝負に勝つことといわれがちですが、実は違います。それは

                    ・オリンピック憲章 根本原則
                    P.11 2項目にオリンピズムの目的として
                    「人間の尊厳の保持
                    平和な社会を奨励すること
                    スポーツを人類の調和の取れた
                    発展に役立てること」
                    と書いてあります。さらに6項目には
                     「このオリンピック憲章の定める権利、自由、→肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見 国あるいは社会のルーツ、財産出自やその他の身分などの理由によるいかなる種類の差別も受けることなく、確実に享受されなければならない。」
                    と書いてあります。オリンピックとはただの国際スポーツ大会ではありません。スポーツを通して平和への貢献をすることなのです。オリンピックが平和の祭典といわれる由縁です。選手の方々にはこのときだけは競技の勝ち負けにこだわらず、様々な国の方々と交流を深めて頂きたいと思います。

                     オリンピックで大切なことは勝つことではなく参加することとよく言われますが、誰の言葉か?続きはどんな言葉が続くかご存知ですか?答えは
                    「オリンピックで最も重要なことは勝つことではなく、参加することである。同様に、人生において最も重要な事は勝つことではなく奮励努力することである。肝要なのは、勝利者になったということではなく健気に戦ったことである。」
                    グーベルタン男爵(近代オリンピック創立者)
                    となります。

                     平和であることは、戦争を無くすことです。戦争を無くす一番の近道は武器を無くすこと。敵を作らないこと。逆に言うと世界の仲間を増やすこと。戦争する暇を作らないこと。それにはスポーツが
                    手段として有効です。スポーツする人は競技を行うことにより、闘争心をスポーツに向けれます。目標が明確になり、ルールの大切さを知り、試合相手を敬う心を身に着けます。時には競い合い、時には共に試合を行う。人を傷つけるどころか互いに健闘を分かち合う。何て平和なことでしょう。戦争して命を落とすより大切なものです。
                     ただ、今のオリンピックはどうしても勝ち負けにこだわってしまう。そこでこう言ってみましょう。「私はオリンピックに出場して、ルールに従い、ひたむきに競技を行います。そして、様々な国の選手と交流し友好関係を築きたいと思います。」皆さんも競技の勝ち負けも大切ですが、一度見方を変えまして、直向に競技を行う選手を称えましょう。
                    jimyouin * - * 17:29 * - * - * - -

                    2016年5月12日   慈妙院動物霊園

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                      慈妙院境内の合同墓地には塔婆を建てて頂けるのですが、再三のお願いにもかかわらず、お塔婆に飾りやペットさんの遺品、お写真などを貼り付ける方がたくさんおられました。

                      お気持ちは重々ご理解・ご共感させて頂いておりますが、皆さま合同でご利用頂いているお墓ですので、他の方の塔婆にご迷惑を及ぼしておられる場合も多々あり、この度、慈妙院では塔婆に対する全ての飾り付けを禁止させて頂くことになりました。

                      本来、塔婆というものは、さらにもう一層の供養のために建てるものですが、「うちのペットのためなんだから」「供養の気持ちでしてるのに、何が悪いの?」といった自分中心の心を一緒に供えてしまうと、せっかくの供養が前に進んで行かなくなることもある、というのが、今回のお願いの最大の理由とご理解頂きまして、よろしくご協力の程、お願い申し上げる次第です。

                                                                合掌

                      慈妙院動物霊園
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                      jimyouin * お寺の日常 * 14:58 * - * - * - -
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