ペットの神様

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    先日、お葬式に来られた方たちが、葬儀も出棺も終わってお別れ室を出る時に、係りの人に声をお掛けになったそうです。

    後から係りの人が私に、あの方たち、何か仰ってませんでしたか?と尋ねたので、そのことを知りました。

     

    いいえ、何も仰ってませんでした、どうしましたかと私が聞くと、係りの人が言うには、「うちのペットは、どの神さまのところに送ってもらえたんでしょうか?」とお尋ねになったそうです。

    係りの人は慌てて、そんなことを聞かれても自分はお坊さんじゃないし、何と答えたものか困ったそうですが、とりあえず「神さまじゃなくて仏さまですよ」と答えてくれたそうです。

     

    それを聞いて私は思わず係りの人に言いました。

    有難うございます。100パーセント完璧な答えです。

    応対としても、或いは仏教的にも、それだけで一点の不足もなく、十分です。

    その瞬間に質問された方の心の曇りも悩みも、一瞬にして晴れたことであろうと私は思います。

     

                  本日の担当 僧侶 唯心

     

    慈妙院動物霊園

    jimyouin * お寺の日常 * 14:58 * - * - * - -

    猫の勤行

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      職員の方、スタッフの方たちもみな一緒に、お寺では朝の勤行を行っています。

      さて、朝いちばんでお葬式に来られた女性の方に、先ほどお堂からお経の声が聞こえてきた時に、お堂の前に猫ちゃんたちも集まってきてましたけど、猫ちゃんもお勤めに参加するんですか? と質問されました。

      あはは、いえいえ、そこまでは修行ができておりませんので、と答えてしまったんですが、それから後で思い当たりました。

       

      こんな答が咄嗟に出たのは、私の心のどこかに、その方が期待しておられたであろう、「そうです、みんなに可愛がられてるこの子たちはお利口さんなので、毎日、勤行に参加しているんですよ」みたいなお答えをしたくないという、ちょっとひねくれた気持ちがあったからに違いません。

      そういう意味では、修行が足らないのは猫ではなくて、私の方ですね。

       

      ではどんな答が、この場合ふさわしかったのでしょうか?

      例えば…

       

      (ごく普通に)ええ、そうなんです。いつものことなんです。

      △呂ぁ¬臍阿両僧、習わぬ経を読む、ということわざもある通りですね…

      実を言うと、彼らの方が私より、よっぽど修行が出来ていて、いつも教えられることばかりなんです。

       

      今の私の気持ちとしてはまさにH屬任后

      なぜって、現にこうして、その後、自らを省みて、今、この文章を書いている私に、うちの猫たちが、その仏縁を与えてくれた訳ですから。

      猫の気持ちに詳しいうちのスタッフの方から、猫たちによろしく伝えておいてもらうことに致しましょう。

      生きとし生けるもの全てが、共に仏法を学ぶ法友、善友なんですね。

       

                                   本日の担当 僧侶 唯心

       

      慈妙院動物霊園

      jimyouin * お寺の日常 * 17:20 * - * - * - -

      慈妙院動物霊園境内の独鈷水

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        慈妙院動物霊園は天台宗のお寺である医王山慈妙院が運営するペット霊園です。

        動物霊園は設立以来、30年ほどの歴史ですが、お寺自体は650年ほど昔に慈妙上人というお坊さんがお開きになりました。

        独鈷(とっこ)という仏具でこの境内を慈妙上人が掘ったところ、きれいな水が出たという伝説の井戸が境内にある独鈷水の井戸です。

         

        先日、地域の広報誌にこのことが紹介されて、訪ねて来られる方が増えました。

        有難いことですが、その記事では「独鈷」の読みを「ドッコ」と表記してあるのが、ちょっと気になります。

        辞書によれば「どっこ」とも読む、と書いてありますが、通常、お寺では「とっこ」と発音します。

        また、慈妙上人が土を掘っている挿し絵に長い杖の絵が描いてありますが、独鈷は手で握れるくらいの小さな仏具です。

        この絵では、錫杖か金剛杖みたいに見えますが…

         

        それはともかく、今は独鈷水の井戸の水量が少なくなりましたが、まだ何とかわずかに面影を残しています。

        また道路沿いの慈妙院の大きな緑色の看板の少し下に、大正時代に村の方たちが建てた「独鈷井水霊地」という石標があります。

        いつもペットさんの供養にお見えになっている参拝者の皆様の内、何人くらいが気がついておられるでしょうか?

         

                 本日の担当 僧侶 唯心

         

        慈妙院動物霊園

        0120−52−1059

        jimyouin * お寺の日常 * 17:14 * - * - * - -

        ペット合同墓地のお塔婆の話

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          慈妙院の合同墓地には塔婆を建てて頂けますが、お寺のルールで建立のお申し込みから半年たったらお下げする、ということに決まっています。

           

          先日、毎月熱心に本堂での特別供養(一組でのご法要)を営まれている方が、お墓にお塔婆も建てておられるのですが、半年たった時に塔婆取り下げの連絡をしてくれなかったから、塔婆がなくなっていることに気づかなかった、どうして教えてくれなかったの?と仰いました。

           

          実を言うと、元々、慈妙院では塔婆の取り下げ前にご連絡するというルールはなかったのですが、どこかでこちらの説明か、あちらのご理解かに食い違いがあったようです。

           

          そして、その日もその方たちは月命日の法要を本堂でなさるためにお見えになったのでした。担当の僧侶は私だったので、私が経緯をご説明させていただくことになりました。

           

          そうしたらこちらが口を開くか開かぬうちに、その施主の方が、いやあ、こちらも勘違いしててすいません、これからはちゃんと家で申し込んだ日を記録して、覚えておくように気を付けさせて頂きますと仰ってくださいました。

           

          ああ、それを仰って頂けるならば、何よりのご供養です、係りの職員さんたちもそれを聞いたら喜びます、きっとペットさんも喜んでおられることでしょう、もちろん仏さまもお喜びです、こちらからこんなことを申し上げるのは僭越ながら、そうしてお互いが気を付けて、気を遣い、誰も彼もがそうして心を調えること、頭を低くすることこそが功徳であって供養です、そう仰って頂いて嬉しく思います、本当に有難うございましたと申し上げてから、ご法要のお経を上げさせて頂きました。

           

           担当 僧侶 唯心

           

          慈妙院動物霊園

          ペット供養・火葬・葬儀・納骨

          0120-52-1059

          jimyouin * お寺の日常 * 17:15 * - * - * - -

          2017年5月11日   僧侶 唯心

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            慈妙院の仏間に「釣月耕雲」の額が掛かっています。

            意味を尋ねられて、禅語だとは思いましたが正確に分からなかったので、禅僧である大鐡和尚にお聞きしてみました。

             

            これは道元禅師の「永平広録」に出てくる言葉で、月を釣り雲を耕す、つまり、ただ生活の糧を得るためだけに働く(=魚釣りをしたり畑を耕す)のではなく、天地自然の中で悠々と自在に遊ぶのが修行生活のあり方だということを示す語だそうです。

             

            お参りの際に壁に掛かっているこの言葉を目にしたら、是非、心を休めてくださいね。

             

            ペット供養・葬儀・火葬・法要

            慈妙院動物霊園

             

             

            jimyouin * お寺の日常 * 16:40 * - * - * - -

            2017年4月8日   本日の担当 僧侶 唯心

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              ペットのお葬式をされた方が、翌日にもう一度訪ねて来られて、昨日のうちのペットが生き返ってませんでしょうか? と仰いました。

               

              お気持ちは重々よくわかります。

              この悲しい出来事が、何かの間違いであればと思う、そのお気持ちは、痛いほど、よくわかります。

               

                 ※   ※   ※

               

              明日4月8日は仏誕会(ぶったんえ)と言って、お釈迦さまがお生まれになった日です。

              お釈迦さまが2500年前のインドに生まれて、29歳で出家し、35歳で悟りを開かれたところから、仏教が始まりました。

              さて、お釈迦さまの時代のインドの話です。キサー・ゴータミーという名の、自分の幼い子供を亡くした女性がいました。

              半狂乱になった彼女は、お釈迦さまが本当に偉い方なら、どうか自分の子どもを生き返らせてくれと言ったそうです。

              するとお釈迦さまは、では生き返らせてあげよう、そのために薬を作ろう、その薬はケシの実から作ろう、もしもお前が死者を一人も出したことのない家からケシの実をもらってくることが出来たなら、子どもを生き返らせるための薬を作ろうと答えたそうです。

              ゴータミーは必死になってケシの実を探しましたが、死者を出したことのない家は一軒もなく、そして遂に彼女は、葬式を出したことのない家はひとつもない、すべての生き物は必ずいつかは亡くなるのだという、単純だけれども動かしがたい真理を、たちまちの内に了解して、お釈迦さまの弟子になり、後々は立派な長老の尼僧になったということです。

               

                 ※   ※   ※

               

              とは言うものの、お釈迦さまも最愛のお弟子に先立たれた時は、ずいぶん悲しまれたということです。

              ただ、悲しいけれど、そこから前に進めないか、いや、進めるんだ、ではどのように? ということを説いてくださったのが、お釈迦さまの教えです。

               

              仏教寺院である慈妙院でペットさんのお葬式を挙げてくださったことは、皆さまの何よりの法縁です。

               

              明日は仏誕会です。

              どうぞ、皆さま、お参りください。

               

              慈妙院動物霊園

              jimyouin * お寺の日常 * 16:09 * - * - * - -

              2017年3月28日   僧侶 唯心

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                人間と動物は何が違うのかというとをいつも考えていて、先日、慈妙院の仏間に置いてあった「ワニはいかにして愛を語り合うか」という古い文庫本を読んでみた、という話を書きました。

                 

                今読んでいるのは「サピエンス全史」という分厚い本です。
                こちらは新しい本ですが、図書館で借りました。

                 

                あちこちの新聞の書評欄で紹介されたようですから、ご存知の方もあるかも知れません。

                 

                我々、現生人類=ホモ・サピエンスが他の原人や類人猿と何が違い、どう進化したか、人類の文化や宗教が進化とどう関係があるかを、人類の発生から未来に掛けて解き明かす内容で、世界中で読まれているそうですが…

                 

                最終章では今話題の「AI」の発達が、人類の進化にどんな影響をもたらすかという所にまで話が及ぶそうで、ゆっくり時間を掛けて読んでみたいと思っています。

                 

                 

                動物・ペットの火葬・葬儀・供養なら

                慈妙院動物霊園

                0120−52−1059

                jimyouin * お寺の日常 * 10:36 * - * - * - -

                2017年3月2日   本日の担当 僧侶 唯心

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                  みなさんに休憩いただくお寺の仏間に「ワニはいかにして愛を語り合うか」という古い文庫本が置いてありました。

                   

                  ずいぶん古い本です。

                  なにしろ今は中堅の動物学者で著書もたくさん出しておられる竹内久美子氏の、最初の著作だということが書かれていますから。

                   

                  動物の珍しい生態を紹介する中で、人間のいろんな行動には、動物学的にどんな意味があるのかということを考える内容で、今読んでも十分に興味深い内容です。

                   

                  人間と動物の違いは何なのか?

                  いつもそんな風に考えて暮らしているので、とても参考になりました。

                   

                   

                  慈妙院動物霊園

                  jimyouin * お寺の日常 * 10:46 * - * - * - -

                  2016年11月14日 本日の担当 僧侶 唯心

                  0

                    このブログが始まった頃に、動物の出てくる童話というテーマで何度か記事を書かせていただきましたが、いくら探しみても昔の記事が出てこなくて、どんな作品を紹介させてもらったか、残念ながらあんまり覚えておりません。

                     

                    「ごんぎつね」や「手袋を買いに」、「牛をつないだ椿の木」など、動物が出て来る名作童話をたくさん残した新美南吉のことは書かせていただいたと思います。「ごんぎつね」は名作とされていてファンも多いのですが、動物と人間の心がかみ合わなくて、ちょっとつらい話です。

                     

                    さて、慈妙院動物霊園は愛知県の春日井市にありますが、南吉の記念館は愛知県の知多半島にあります。

                    記念館を入ってすぐの階段を降りたところに生きているかのような南吉の像があり、来館者を驚かせてくれますが、その傍らに南吉の「墓碑銘」と呼ばれる詩が刻んであります。

                     この石の上を過ぎる
                     小鳥たちよ
                     しばしここに翼をやすめよ

                    南吉の生き物への思いが、よくわかる詩です。


                     

                    慈妙院動物霊園

                    jimyouin * お寺の日常 * 14:13 * - * - * - -

                    2016年9月5日   本日の担当 僧侶 唯心

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                      奈良県の王子町に達磨寺というお寺があります。

                       

                      聖徳太子が助けた行き倒れの旅人が、実は達磨大師の化身だったという、「万葉集」や「今昔物語集」で有名な伝説にちなんだお寺なのですが、ここに聖徳太子の愛犬「雪丸」の像とお墓があります。

                       

                      聖徳太子と言えば、愛馬「甲斐の黒駒」も有名で、そちらも伝説などによく登場しますが、この愛犬「雪丸くん」は王子町のマスコットとして、かわいいキャラクターになって街中にも飾られており、テレビなどでもよく取り上げられています。

                       

                      お寺の住職さんのお話では、この「雪丸」が、「日本最初のペット」なんだそうです。

                       

                       

                       

                      慈妙院動物霊園

                      jimyouin * お寺の日常 * 14:31 * - * - * - -
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