2017年5月1日  僧侶 唯心

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    ペットさんが亡くなって四十九日目が満中陰、100日目が百か日、1年目が一周忌、まる2年目が三回忌、まる6年目が七回忌です。

     

    その後は十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌というふうに、3と7の付く年に年忌法要をするのが正式です。

     

    四十九日まではまだ仮の仏さまで、皆様のお気持ちが49日分積もって、満中陰の日に無事極楽往生、正式に仏さまとなってペットさんは極楽浄土にたどり着かれます。

     

    とは言うものの、こちらの気持ちが四十九日でぴったり癒えるとは限りません。一周忌の法要でさらに心を調えるまでにはまだまだ日があるのに、何でしょう、このつらい気持ち、どうしようもない悲しさは。

     

    そんなくらいの微妙な時期に行う法要が百か日の法要です。人間の法要でも、百か日はご家族だけで行うことが多いのですが、それは100日目というのが本当に近しい人たちが悲しむ日だからなのかも知れません。

     

    そして先ほども言いましたように、1年目が一周忌、まる2年目が三回忌、まる6年目が七回忌というように、法要を行う期間は少しずつ少しずつ長くなって行きます。

     

    日にちが経てば悲しみが癒えるとは必ずしも限りませんが、少しずつ少しずつ、ゆっくりとお参りしていれば、少しずつまたゆっくりと、段々心が調って少しは心が軽くなって行く、その行程と供養の深まり度合いというのは正しくぴったりと比例するものです。

     

    なぜ3と7の付く年に法要を行うようになったかは諸説ありますし、私にもわかりませんが、心を癒すための絶妙なタイミングを、昔の人たちが自分たちの経験に即して決めておいてくれた目安が、年忌法要なのだと思います。

     

    慈妙院動物霊園

     

    jimyouin * 四十九日供養 * 14:26 * - * - * - -

    2015年11月9日   僧侶 唯心

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      ペットを亡くしてひと月くらいの方が、まだ四十九日にならないのに、「精入れの済んだ黒位牌が出来ました」と言われたそうです。

      さあ、その方は、黒位牌を手にして悩んでしまわれました。四十九日まではまだ仮の仏さまで、四十九日目に成仏する、だからそこで黒の本位牌に精が入るのだと思っていたのに、なぜ今日? 私が今日お参りしたことが功徳になって精が入ったの?

      そうではありません。精が入るというのは実は仏教用語ではありません。魂が位牌に入ったり位牌から抜けたりするのではありません。

      この位牌はおもちゃやままごとや自己流で勝手に作った品ではなく、ちゃんと仏さまの教えに則ってお祀りするための道具です、ということを確かにするために、俗に言う「精入れ」=「開眼作法」という儀式を、お寺にしてもらうのです。

      亡くなったペットさんは、亡くなった瞬間から極楽におられます。ただし四十九日までは、まだ修行期間で、四十九日目から無事、一人前の仏さまになられます。

      それを目に見える形で表したのが白い位牌と黒い位牌なので、たとえいろんな事情でその二つが並存することがあっても、仏さまの世界での状況に、なんら揺らぎはないのです。

      慈妙院動物霊園
      jimyouin * 四十九日供養 * 13:42 * - * - * - -

      2015年10月24日   僧侶 唯心

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        先日、このブログに書いたことと重複しますが、最近、複数の方たちから、亡くなったペットさんが、死後にあの世で苦しい試練や辛い裁きに遭うそうですが、そのことを思うとこちらが辛くて苦しくて、というご相談を受けました。

        どこかでそんな説明が流行っているのでしょうか? 昔の日本では地獄極楽の絵解きが盛んで、人々が死後観をきちんと持っていた、けれど今の人にはそれがないから現代人はこうなってしまった、ああなってしまったなどと、お偉い「文化人」の方たちがよく言っているにも関わらず、案外、今の人たちは、ネットで物事を調べては、昔ながらのあの世観に怯えながら、ああでもない、こうでもないと悩んでおられるようです。

        何度も言いますが、亡くなれば、人も動物も極楽往生で仏さま、ただ四十九日まではまだ仮の仏さまなので、皆様のお参りが応援となって、四十九日目に無事亡くなった方やペットさんは一人前の仏さまになります。

        いやちがう!とか、或いはそれはお前の宗派の考え方じゃないはずだ、○○宗だけの考えじゃないのか!?などと仰る方があるかも知れません。

        でも考えてみてください。そう仰る皆様方は、本当に昔ながらの地獄極楽絵図そのままのあの世を、そのまま信じておられるのですか? よしんばそれが実在するとして、その世界を見たり感じたりしたことがあるのですか?

        それに比べて、皆様が悲しいけれどがんばって、しっかりとお参りしていれば、少しずつ心が軽くなる、そのことと、ペットさんが供養されている、成仏しているということが、別のことじゃなくて、同じことだ、繋がっているんだということが、だんだんと分かってくるというこの感覚は、皆様がお参りする中で、実際に身体で感じられるものなのです。

        ペットさんが亡くなられてからの四十九日間の道中は、皆様のお参りの気持ちと共に進んで行く、裁きや試練よりも、もっと着実な一歩一歩の歩みです。

        だから安心して、お参りを続けてあげてください。


        慈妙院動物霊園
        jimyouin * 四十九日供養 * 11:58 * - * - * - -
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