2014年2月12日   本日の担当 僧侶 唯心

  • 2014.02.12 Wednesday
  • 09:32

お釈迦さまが亡くなった時の様子を描いた「涅槃図」という絵があります。お釈迦さまが亡くなったのは、日本などの言い伝えでは2月15日となっていますが、旧暦の時候に合わせてひと月遅れの3月15日に涅槃会(ねはんえ)を行うお寺もあります。

京都の真如堂というお寺の涅槃図は、普通、涅槃図には描かれていないネコを初め、クジラやタコといった水に住む生き物も描かれている、珍しい涅槃図です。

さて、何度も書いている、お釈迦さまの時代のお話です。

ペットを亡くしてお嘆きの方で、私のペットは生き返らないの? と取り乱しておられる方に、お坊さんの屁理屈と思ってもいいですから、たとえ話として聞いてくださいね、と言って、お釈迦さまにちなんだ、こんなお話をさせて頂いたことがあります。

お釈迦さまの時代のインドの話です。キサー・ゴータミーという名の、自分の幼い子供を亡くした女性がいました。

半狂乱になった彼女は、お釈迦さまが本当に偉い方なら、どうか自分の子どもを生き返らせてくれと言ったそうです。するとお釈迦さまは、では生き返らせてあげよう、もしもお前が死者を一人も出したことのない家からケシの実をもらってくることが出来たなら、と答えたそうです。

ゴータミーは必死になってケシの実を探しましたが、死者を出したことのない家は一軒もなく、そして遂に彼女は、葬式を出したことのない家はひとつもない、すべての生き物は必ずいつか死ぬという、単純だけれども動かしがたい真理を、たちまちの内に了解したということです。

 慈妙院動物霊園

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