猫に施無畏印

  • 2018.02.10 Saturday
  • 14:37

前にこんな話を書かせて頂きました。

職員の方、スタッフの方たちもみな一緒に、お寺では朝の勤行を行っているのですが、朝いちばんでお葬式に来られた女性の方に、先ほどお堂からお経の声が聞こえてきた時に、お堂の前に猫ちゃんたちも集まってきてましたけど、猫ちゃんもお勤めに参加するんですか? と質問されました。

ええ、そうなんです。いつものことなんです。門前の小僧、習わぬ経を読む、ということわざもある通りですが、実を言うと、彼らの方が私より、よっぽど修行が出来ていて、いつも教えられることばかりなんです。

 

…という風にはとっさにお答えできなかった、というお話なんですが、さて、慈妙院の属する天台宗では、法華経の常不軽菩薩(じょうふぎょうぼさつ)の教え、というものを重要視します。

どんな相手であれ、どんな生き物であれ、すべての生命には仏性が宿っているとして合掌礼拝されたという修行者の話です。

私も境内で猫たちとすれ違う時は、そっと心で合掌、もしくは施無畏印と言って、相手から恐れを取り除く印でこっそり挨拶しています。

 

猫の世界も気楽そうに見えて、我々同様にいろんな喜び悲しみがあるのでしょうね。猫の気持ちに詳しいうちのスタッフの方が、どんなことでも試練だと思って、自分のステップアップにに繋げるべきだと思いますと言っておられました。私の修行時代の先輩のお坊さんは「よき縁となり、よき縁となす」ということを、いつも仰っておられます。

 

生きとし生けるもの全てが仏性を持ち、共に仏法を学ぶ法友・善友であり、そしてすべての物事や出来事が仏縁なんだと思います。

 

 

慈妙院動物霊園

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