四十九日の白木の位牌

  • 2018.03.13 Tuesday
  • 14:32

2018年3月13日(火) 僧侶大鐵

 

 「四十九日になるとこの白木の位牌から黒位牌に移るのですか?」

こんな質問をお昼の勤行が終わったあと受けました。私は「あくまで白木の位牌は四十九日までで、そのあとのことは分かりません。別に見たわけでもありませんので・・・。」という回答をしたのですが、このあまりのも冷たい対応に罪深さを感じたので四十九日を意味を私が教わったことを中心に話したいと思います。辞書やウィキペディアと見解が違っても苦情は言わないように。

 そもそも仏教の葬儀とは半分は得度式です。要するに僧侶になるための儀式です。もう半分は死者を弔う儀式です。そして四十九日とは私の修行したお寺で、まず、修行すると最初に見習い期間があり、その建物が白い造りの部屋に入れられ、坐禅やお経、作法、所作を徹底的に仕込まれます。その期間が約49日間で禁足といわれております。そこが由来なのではないでしょうか?見習い期間が終わると本格的に先に入った修行僧と混じって修行を行います。亡くなった方はお釈迦様の元で一緒に修行するという設定ですので、僧侶と同じ段階を踏むのです。

 しかし、私は実際に死んだ方がどのような世界に行くかもどんな生活をするかも分かりません。ですからあくまで伝承に過ぎないのです。白木の位牌から黒位牌に移るということは魂や霊的なものが移るというこで話しておられると思いますが私は実際に移るところを見たこともありませんのではっきりしたことは申し上げることはできません。しかし、これからこのような質問があった場合私はこう答えたいと思います。

 「白木の位牌から黒位牌に魂が移ったどうかは分かりませんが、あなたの気持ちが次の段階に移った証となります。四十九日間は亡くなったことに悲しんだり、思い偲んだりしておりましたが、これからは生きたという証を旨に自分がどう生きていくか?どう生きたら亡くなった方々、ペットの供養になるかを考えて生きていかねばならない段階に入ったということです。お参りするばかりが供養ではありません。自分が周りに心配かけずに元気よく生きることも1つの供養になるのです。供養にも他に色々な形があることを考えて生活してみてください。」

 

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